賃貸物件の引き渡しを受けた後、入居(荷物搬入)する前にやるべきことをまとめて解説します。
契約に関すること
引き渡し状況引き渡し状況を写真に残す
荷物の搬入をする前にお部屋の状況をチェックして写真に残しましょう。
新築物件でも中古物件でも最初からついていた傷や汚れがあります。
退去をする際には原状回復が必要ですが、入居前の状況を残していなかったためにトラブルになる可能性があります。
傷が汚れが最初から(入居前から)あったなかったでトラブルになると貸主借主ともに時間がかかり消耗してしまいます。
トラブルとならないために鍵をもらった後すぐの状況を写真に残しておきましょう。
写真は、部屋全体と詳細(遠影と近影)それぞれ写真を撮りましょう。
どこの写真か、どんな状況かわかりやすく撮影しましょう。
また、管理会社にも情報共有しておくことも重要なポイントです。
現在はメールやチャットでやりとりができる不動産会社も増えていますのでデータでやり取りをしておくと安心です。
契約書類の控えを確認する
物件の引渡しを受ける際、契約書類の控えを忘れずにもらっておくようにしましょう。
賃貸借契約はすべて契約書の契約内容のとおりとなります。
仮にトラブルが発生した際には契約証の内容に則って対応します。
控えがないと契約内容がわからなくなってしまうため、必ず控えを確認するようにしましょう。
住所変更やライフライン関係の手続き
住所変更
引っ越しをしたら住所変更をしましょう。
引っ越し前の役所で転出届、引っ越し先の役所で転入届が必要です。
新しいお部屋の契約で現住所(引っ越し前)の住民票を提出する必要がある場合があります。
転出届を出してしまうと住民票は取得できなくなってしまうため注意しましょう。
もし先に転出届を出してしまった場合は不動産会社に「前住所が記載されている住民票でも可能か」確認をしましょう。大抵大丈夫です。
ライフライン関係の手続き
ライフラインの手続きで必要になるものは主に以下のものです。
連絡をするタイミングは契約後なるべく早く事前に連絡しましょう。
特に1〜3月の繁忙期は手続き完了まで時間がかかる場合がありますので注意が必要です。
電気
各地域に対応した電力会社に連絡しましょう。
どの地域も基本的に電話はつながりにくいけいこうにあります。
webからの申込も可能です。緊急でなければwebを活用するとスムーズです。
もし電力会社を自分の希望する電力会社で契約をしたい場合は管理会社に可能か確認をした上で可能であれば希望する電力会社に申込しましょう。
ガス
不動産会社よりガス会社連絡先のご案内がありますので連絡をしましょう。
ガスの使用開始にはガス会社との立ち合いが必要となります。
新しい部屋の鍵をもらえる日以降で予約をとりましょう。
早めに連絡をしなければ予約の兼ね合いで希望日に開栓できない場合がありますので要注意です。
ガスでお湯を沸かす場合は開栓手続きをしなければお湯が使えません。
水道
公共水道の場合は各水道局に連絡をしましょう。
土日が契約開始日の場合、自治体によっては開栓不可の自治体がありますので要注意です。
井戸水の場合は汲み上げようのモーターが使用できれば利用可能です。
電気通電が必要となりますので電力会社に連絡をしましょう。
郵便局住所変更届けの連絡
郵便局に住所変更の届出をしましょう。
紙を1枚提出するだけの簡単な手続きです。
住所変更の届出をすると旧住所に届いた郵便物が一定期間転送されます。
主な必要手続きチェックリスト
- ライフライン(電気・ガス・水道)
- 住所変更(自治体宛)
- 住所変更(郵便局)
- ネット回線
- ゴミの出し方
- 免許証の住所変更(警察署)
- 車庫証明・車検証の住所変更(警察署)
- 銀行関係
- ネットサービスの配送先変更
- クレジットカードの住所変更
- 携帯電話の住所変更
室内に関する事
清掃
原状回復工事で清掃などは行なっていますが、空室時の案内などで室内の出入りがあります。
一度荷物搬入前に簡単に清掃しましょう。
大型家電などの保護マット設置
ソファやベッド、キャスター付きの椅子の足など長期間することで傷が心配される場所には保護マットを設置しましょう。
対策を怠ると退去時に床の張り替え費用など思わぬ出費となる場合があります。
通常使用に伴う損耗は基本的に心配ありませんが程度により修繕費用が発生する可能性があります。
排水溝ゴミ取り設置
排水溝のゴミ取りは最初に設置しましょう。
以後の清掃が楽になります。
レンジフードにフィルター設置
毎日の使用に伴う油汚れで退去時に清掃代を請求される可能性があります。
レンジフードにフィルターを設置すると定期的にフィルターを交換するだけで随分綺麗に使用ができます。
油汚れは事前の対策が重要です。
コンロの汚れ防止バー設置
上記レンジフードフィルターと同じく油汚れは事前の対策が重要です。
害虫駆除
市販の害虫駆除対策用品で十分です。
お部屋の契約でオプションとして室内消毒をオススメされることがありますが、内容をしっかり確認して納得できるサービスであれば利用しましょう。
まとめ
引っ越し前後が必要な手続きが多数あります。
思わぬトラブルに巻き込まれないためにも事前に確認をして早め早めに対応をしましょう。