お部屋探しで賃貸物件を内覧する際のチェックポイントを①室内②共用部分③立地の各項目毎にまとめて解説します。
事前にチェックするポイントを把握して内見する事で入居後に後悔することが防げます。
抑えるべきポイントを頭に入れて内見しましょう。
①室内のチェックポイント
部屋の広さ・家具家電が搬入できるか
搬入予定もしくは購入予定の家具や家電が搬入可能かチェックしましょう。
特に注意するポイントは玄関や廊下の幅など、実際の設置場所に搬入する際の扉や通路の幅は要注意です。
洗濯機置き場に置けるサイズでも玄関を通らないということが稀に起こります。
コンセントの数と配置・TVジャックの位置・照明の数と配置
数と配置は重要です。
築浅物件であればあまり心配ありませんが、築年数が経っているとTVジャックがない部屋があったり、コンセントの数と配置が十分ではなく、想定していた家電が設置し辛いということになりかねません。
照明についてはもともと設備照明があるのか、ない場合は何台購入する必要があるかチェックしましょう。
また、照明スイッチがどこにあるかもチェックが必要です。
照明スイッチがない場合は紐で照明のオンオフを調整する必要があります。
そのような場合はリモコン付きの照明を購入するようにしましょう。
日当たり眺望風通し
日中の日当たりがどの程度か、各部屋の窓を開けた際の風通しは要チェックです。
日当たりや風通しが悪いとカビや悪臭が発生する可能性が出てきます。
室内の維持管理状況
空室の維持管理状況は家主さんの性格が読み取れます。
綺麗に維持してあるお部屋は何か不具合があった際にもしっかり対応していただける可能性が高いですが、あまり綺麗ではない場合は家主さんが最低限の対応しかしてもらえないなどの心配があります。
また、空室に下水の臭い(トイレなどの封水が蒸発して下水の臭いが上がっている状態)がする場合は長期空室の可能性があります。
雨漏りやカビなどがないか
天井や壁にシミがあったり、収納の中にカビの痕跡がある場合は要注意です。
雨漏りやカビが発生する場合、原因によっては特定が難しく、定期的に雨漏りやカビの被害が発生する可能性があります。
現在の状況やいままでの履歴をしっかり確認しましょう。
携帯の電波受信状況
都会や田舎に関わらず、携帯電波の受信状況が悪い場合があります。
お部屋の場所によって電波の受信状況が悪い場所がないかチェックしましょう。
騒音振動や臭い
幹線通り沿いや近くに小学校などの施設がある場合は車両通過時の騒音や排気ガスの臭い、小学校のグラウンドからの砂埃などが慢性的に発生していないか確認しましょう。
②共用部分のチェックポイント
共用掲示板の広告物
共用掲示板にトラブル注意喚起の張り紙がある場合は内容を確認しましょう。
集合住宅である以上、マナーを守って使用する必要がありますが、入居者のマナーが悪いと住み心地に影響をします。
以前マンションの共用部に「エレベーター内で用を足すことは禁止です」との張り紙を見かけて震えたことがあります。
共用部分・廊下などに私物が放置されていないか
共用部分や廊下の状況も入居者マナーの良し悪しを判断する材料となります。
経験上、玄関やバルコニーなどの共用部分に荷物や樹木などを大量に置いている世帯があった場合は要注意です。
ゴミ置き場
ゴミ置き場の状況を見ると入居者のマナーの良し悪しのみならず、家主や管理会社の管理状況の判断材料となります。
ゴミ捨て場が汚れていたり、明らかに長期間回収不能ゴミが放置してあるような場合は注意が必要です。
駐車場・駐輪場
駐車場・駐輪場に放置車両はないか、綺麗な状況が維持できているかをチェックします。
③立地のチェックポイント
ハザードマップ上の物件の所在地
想定外の災害が起こりうる今の時代、ハザードマップ上の物件の所在地の確認は必須です。
ハザードマップには浸水想定区域だけではなく、近隣の避難場所などの記載されています。
自治体のホームページで確認が取れますので事前に確認するようにしましょう。
コンビニ・スーパーなどの買い物環境
単身世帯であればコンビニ・ファミリー世帯ではスーパーなどライフスタイルに応じた買い物施設の把握をしましょう。
ドラッグストアやディスカウントストアなども要チェックです。
駅やバス停までの距離と運行状況
よく使う交通機関までの距離、運行本数などを確認しましょう。
路線次第では運行本数に大きな違いがある場合があります。
物件と職場など、よく行く場所までのアクセス方法を具体的に確認します。
学校・病院・刑務所などの周辺施設
総合病院や救急病院が近くにあると救急車の音や学校が近くの場合は声や砂埃などがないかチェックしましょう。
刑務所近くの物件のご案内中に入り口でドラマで見るような光景に遭遇したことがあります。
内見チェックポイントを整理してスムーズな部屋探しを
生活の拠点となる物件選びで後悔することがないよう、事前にチェックするポイントを把握して内見しましょう。