賃貸物件を借りる際には入居審査に通過する必要があります。
この記事では入居審査の具体的な方法とどのくらいの期間がかかるか解説します。
入居審査を行うのは①不動産会社②家主③保証会社
具体的に入居審査を行うのは以下の3者です。すべての審査に通過しなければお部屋を借りることはできません。(保証会社利用が不要な物件は除きます)
- 不動産会社
- 家主
- 保証会社
不動産会社の審査【支払い能力】【人柄】
不動産会社が入居審査をする基準は主に2つあります。
まずは【支払い能力があるか】です。
入居申込の希望があった場合には入居申込書を提出してもらいます。
その内容をもとに、毎月の賃料はしっかり支払っていける方かを判断します。
月額収入の3分の1以下の賃料でなければ審査が通らないという噂がありますがそんなことはありません。あくまで目安ですので、3分の1を超えていても審査は通ります。
もちろん、月額収入の半分以上の家賃を支払うとなると支払いがかなり厳しいと思いますので収入と家賃のバランスはしっかりと検討しましょう。
次に【人柄】です。
不動産会社は実際に窓口で借主と対面します。借主から入居申込みがあった場合に家主や賃貸管理をしている不動産会社に推薦できる人かどうかを審査します。
また、仲介をする不動産会社が賃貸管理の不動産会社でもある場合は入居にきちんとしたお付き合いができる人かどうかを見ます。
窓口に部屋探しに来店した際の態度が悪く、良好なコニュニケーションが取れないと判断した場合は入居申込みを断ります。
ただ、契約をするかしないかの最終的な判断は家主になりますので、今後良好な関係が築けない方ですのでお断りしますね?と家主に伝えます。
家主【希望の入居者か】
家主の審査は自らが希望する入居者かどうかです。
家主の希望する入居者がありますのでその希望に合致しているかの審査を行います。
例えば有職者希望や単身希望などです。
家主の希望する入居者の条件と違う場合には断られる可能性があります。
保証会社【支払い能力】
保証会社は借主に支払い能力があるかを審査します。
借主が万が一家賃滞納をした場合には保証会社が賃料を立て替えます。
立て替えた賃料は結局借主から回収をしますが、支払い能力がなければ回収ができません。保証を受けるに値する人かを判断します。
保証会社によっては過去のクレジットカードなどの支払いや過去の逮捕歴なども調査します。
保証会社の審査は入居申込書を利用することがほとんどです。
しかし無断で保証会社に個人情報の塊である入居申込書を提出をすることはできませんので、個人情報個人情報取り扱いに同意の上、不動産会社から保証会社に審査依頼をかけます。
入居審査に要する日数【即日〜1週間程度】
入居審査に要する期間は早くて即日、遅くても1週間程度です。
ただ、入居審査時に必要な書類の提出が遅れたりするとそれ以上に時間がかかる場合があります。
入居審査に必要になる書類
入居審査に必要な書類の代表的なものとして以下のものがあります。
- 運転免許証
- 社会保険証
- 所得証明書
- 内定通知書(就職予定の場合)
運転免許証は本人確認のため、社会保険証は在籍確認のために必要です。
所得証明書は家賃支払い能力を判断するため、内定通知は就職予定の場合の確認資料として必要になります。