私は不動産の全くの素人の状態から独学で宅地建物取引士試験に挑戦し約4ヵ月の勉強期間で44点を獲得して一発合格することができました。
宅地建物取引士という国家資格の概要とその勉強法、使用したテキストをご紹介します。
宅地建物取引士とは?
宅地建物取引士は不動産取引の専門家です。
宅地建物取引士でなければ行えない独占業務が3つあります。
- 重要事項の説明
- 重要事項説明書の記名押印
- 37条書面(契約書等)への記名押印
特に重要事項の説明は賃貸でも売買でも契約前に借主・または買主に原則対面で行う必要があります。
私は不動産業界に入り今まで何千件と重要事項の説明を行ってきました。
ほとんどのお客様は不動産取引に慣れていないため契約の際は不安に感じられる方が多いです。
重要事項の説明の目的は消費者(借主・買主)保護にあります。
分かりやすく言うとそれ(重要事項)を事前に知っていたら借り(買わ)なかったとならないように事前に重要事項を説明するわけです。
私が重要事項説明をする際は極力変わりやすい言葉でかみ砕いて説明を心掛けています。
しかし重要事項説明には専門用語が頻繁に出てくる上に説明を聞く場所は基本的に不動産会社です。なかなかその場で納得いくまで質問するのも難しいかもしれません。
宅地建物取引士試験の概要と日程
宅地建物取引士試験は毎年10月の第三日曜日に行われます。
詳細は一般社団法人不動産適正取引推進機構のホームページをご確認ください。
宅地建物取引士試験に活用したテキスト
勉強を始めた当時は不動産について全くの素人だったのでどのテキストで勉強をすればいいかも全くわかりませんでした。
最初に購入したテキストは宅地建物取引士の知識を完璧に身につけるぞ!みたいなテキスト。
細かい文字が所狭しと並んでいて最初の数ページで挫折しました(笑)
なんとか自分に合うテキストはないかと探したときに出会ったのがこのテキストでした。
大きい文字とイラスト、独自の語呂合わせが自分にはぴったりでした(笑)
宅地建物取引士試験合格に必要な知識はこの一冊で十分です。
実際に私はこのテキストの勉強のみで一発合格できました。
その後『賃貸不動産経営管理士』『管理業務主任者』『マンション管理士』と試験に合格することができましたがこのテキストで基本を学んだことが活きています。
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具体的な勉強方法と勉強時間
勉強の開始が6月でしたので4ヵ月、勉強時間は1週間中5時間×6日、合格まで約480時間でした。
勉強方法は”視写”
テキストの重要な部分をルーズリーフにそのまま書き写すという何とも非効率な勉強方法でした・・
宅建業法はもちろん民法なども全く知らない状態からの勉強だったため書いて覚えるという方法をとりました。
まずは一周テキストを視写し、その後は何度も読み返し、過去問を解いてみる。
その繰り返しでした。
その際に使用した過去問もらくらく宅建塾シリーズの過去問集
同じらくらく宅建塾シリーズであれば過去問の解説などもテキストとリンクしやすく復習もスムーズです。
また、テキストに出てこなかった細かな知識を補完する意味合いでも過去問の活用は必須です。
試験本番までテキスト→過去問→テキスト→過去問の繰り返しでした。
これから宅地建物取引士試験に挑戦を考えておられる方の参考になれば幸いです。