2023年公益財団法人日本賃貸住宅管理協会より【賃貸住宅メンテナンス主任者】資格の創設が発表されました。
賃貸住宅のソフト面(契約や入居後の対応など)のみならずハード面(建物の具体的な設備の知識など)の充実を目的としています。
受験前にイラスト付きで分かり易い住宅設備の本であらかじめ基礎知識をつけておくことをお勧めします。
事前に住宅設備の本を読んでおくと勉強内容がスムーズに入ってきます。
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また、公益財団法人日本賃貸住宅管理協会が今後国家資格化を目指すと公表しているため今後注目の資格です。
日本賃貸住宅管理協会は「賃貸不動産経営管理士」資格を創設し、国家資格化を先導した団体です。
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試験方式:受験期間内であれば合格まで受験可能!
試験方式はオンライン試験です。
オンライン試験(IBT受験)のため受験する時間の制限はありません。
制限時間は120分、出題数は100問、一定の得点で合格となります。
もし合格ラインに届かなかった場合も受験期間中であれば合格するまで何度でも受験可能です。
受験資格:どなたでも受験可能!
受験資格は特になく、どなたでも受験することができます。
受験までの流れ・受験費用
受験までの流れは下記の通りです。
①受験申込、受験料の支払い
賃貸住宅メンテンナンス主任者専用ホームページからマイページを作成して申込手続きをWEBより行います。
公式HP→賃貸住宅メンテナンス主任者
申込手続き後マイページより受験料9,900円(別途事務手数料495円)を支払います。
支払いはクレジットカード決済、コンビニ決済、ペイジー決済が選択可能です。
②公式テキストが届き次第自学後受験
申込手続き、受験料支払いが完了すると公式テキストが郵送されます。
テキストが届き次第WEB受験が可能となります。
テキストで自学後、受験しましょう。
テキストには画像も多用されており、具体的な設備をよく知らない方でも学習しやすくなっています。
なお、受験期間は3ヶ月となっていますので期限を過ぎないように注意しましょう。
合格後は認定証書が発行される
無事試験に合格すると認定証書がダウンロード可能となります。
ダウンロードをして保存しておきましょう。
出題範囲
出題範囲は公式テキストより下記の範囲です。
- 賃貸住宅のメンテナンスの重要性
- 建物・設備の基礎知識
- 修繕対応から学ぶ設備の基礎知識(給排水設備、ガス・電気設備、雨漏り)
- 消防設備の基礎知識
- 外部改修工事の基礎知識
- 巡回点検業務のチェックポイント
- 法令点検とコンプライアンス
- 原状回復の基礎知識
勉強方法
公式テキスト及び賃貸住宅メンテンナンス主任者専用ホームページのマイページより学習動画が視聴可能となります。
現時点では公式テキストは受験申込手続き後に入手できるもの以外一般書店などでの販売はありません。
受験難易度
基本的な知識を問う問題ばかりのため難易度は易しいです。
テキストや動画で基礎を一通り学習すれば短期間での合格が可能です。
合格者特典
現時点では独占業務はありませんが、合格者特典としてLINE公式アカウント「AIメンテナンス主任者」のチャットボットが利用可能となります。
単語を送るだけでも関連する項目を返答してくれます。
管理会社に勤務中の方だけではなく、物件のオーナーさんも活用可能です。
これから受験者数増加に伴い難化すると予測されるので早めの受験を
2023年12月時点で多数の申込が殺到し、テキストの送付などが遅延しているそうです。
今後も受験者数の増加に伴い試験は難化すると予測されますので早めの受験・取得をおすすめします。
資格取得を通じて設備の知識を増やして円滑な賃貸住宅管理に活かしましょう。