基本的なお部屋探し、賃貸借契約の流れを解説します。
お部屋探しの基本的な流れ
1希望のエリアや間取り、家賃の上限など部屋探しの条件を決める
2ネットで希望のお部屋を検索する
3不動産会社に行き、希望の部屋を内覧する
4お部屋が決まったら入居申込をして、入居審査を受ける
5入居審査に通過したら重要事項の説明を受けた後、契約の取り交わしを行う
6お部屋の引き渡しを受ける
7お引越し、入居
基本的には上記の流れです。
それぞれ解説します。
希望のエリアや間取り、家賃の上限など部屋探しの条件を決める
まずは希望の条件を決めます。
通勤や通学の時間や距離、部屋の間取り、家賃、回数など希望の条件を確認します。
ポイントは希望条件に優先順位をつけることです。
絶対に譲れない条件と妥協してもよい条件の順序をつけましょう。
そうすると次のステップのネットでの部屋探しがスムーズになります。
ネットで希望のお部屋を検索する
次にポータルサイトで部屋探しの条件を入力してネット検索をします。
ポータルサイトとはたくさんの不動産会社がお部屋の情報をネットに掲載しているサイトです。
いまではほとんどの不動産会社がポータルサイトを利用していますので大手のポータルサイトをチェックすればほとんどの物件は検索可能です。
上記ポータルサイトが掲載数が多いサイトです。
今は不動産会社に探してもらうより、ネットで物件を探した上である程度絞り込んで内覧に行く方が増えています。
ほとんどの物件がネットに掲載されているためです。
以前は不動産会社が募集中のお部屋を雑誌や店頭に掲載していたので、不動産会社を訪問して物件を紹介してもらうことが多くありましたが、現在はほとんどがネットに掲載されています。
効率的にお部屋探しができるようにネットでよく調べましょう。
不動産会社に行き、希望の部屋を内覧する
気に入ったお部屋が見つかったら不動産会社に問い合わせをして、内覧の予約をしましょう。
募集中のお部屋の状況によって内覧ができる物件、退去予定(入居中で退去することが決まっているお部屋)などで内覧ができない物件がありますので確認をします。
また、内覧の際は予約をすることをオススメします。
内覧が可能な物件でもお部屋の鍵を事前に準備する必要があるお部屋もあります。
当日予約なしで来店すると、希望のお部屋が内覧できないこともあります。
お部屋が決まったら入居申込をして、入居審査を受ける
希望のお部屋が決まったら入居申込をします。
いまではオンラインで申込手続き(web申込)ができる物件も増えました。
どのような方法で申込手続きを行うか不動産会社に確認しましょう。
入居申込後入居審査に入ります。
家賃の支払い能力や人となりなど総合的に判断されます。
基本的に入居審査は①家主さん②管理会社③保証会社(ある場合)の審査に通過する必要があります。
入居審査に通過したら重要事項の説明を受けた後、契約の取り交わしを行い、初期費用を支払う
入居審査を通過した後、お部屋の契約内容の重要事項説明を宅地建物取引士より受けて、賃貸借契約を結びます。
重要事項説明には契約の違約金や退去時の精算など文字通り重要な事項がまとめてあります。
内容をしっかり確認してわからないところはきちんと確認しましょう。
重要事項説明を受けた後、重要事項説明書に署名捺印をします。
重要事項説明後に賃貸借契約を締結します。
賃貸借契約は貸主借主の取り決めを書面で確認するものです。
重要事項説明書と重複した内容が書かれています。
また、賃貸借契約の約款(契約の一般的な内容)も一緒についています。
その後、初期費用を支払います。
お部屋の引き渡しを受ける
書類や契約金の精算が終了するとお部屋の引き渡し(鍵の受け渡し)を受けます。
お引越し、入居
おめでとうございます。やっとお引越しです。
荷物を搬入する前にお部屋の状況を写真などで保存しましょう。
管理会社や家主さんもお部屋の状況を確認していると思いますが、退去時の精算でトラブルにならないように引渡しの状況を保存します。
退去時のトラブルで多いのがお部屋についた傷や汚れが最初からあったかなかったか。
引渡し当時の写真などがなければ当時の状況がわからず、トラブルになる可能性が出てきます。
さいごに
引越しをする際には複数の煩雑な手続きを行う必要があります。
今自分がどのような段階にあるのか、しっかり確認をしながら部屋探しをしましょう。